防犯フィルムの上手な貼りかたと、あると便利な道具

洗浄液:ガラス面の洗浄用

洗浄液は、中性洗剤を200~500倍の水で薄めたものをご使用ください。
汚れがひどい場合は、洗剤の量を増やします。但しこの場合は、キレイな水で、洗浄液を洗い流してください。
油分がついているときは、アルコール洗浄が効果的です。

きれいに貼るにはガラスの洗浄が命

ガラス洗浄は非常に大事です。
周囲が汚れないように、養生をします。
洗浄液をタップリとスプレーして、市販のスクレーパー及びゴムヘラを使用すると、効果的に洗浄できます。
ガラスの洗浄・水の拭き取りには、キッチンペーパーの使用をお勧めします
こびりつきがある場合は、スクレーパーが便利です。
幅100ミリ位のカッター刃

施工液:フィルムをガラスに貼る液

ガラスとフィルム間のすべりと、圧着に適した専用液です。
数枚程度の貼付には、施工液ミニが便利です。
施工液ミニ 3mLに 500mLの水にに半量注入(1000mLの水には全量注入)

リリースフィルムを剥がす

水で指先を濡らします。
リリースフィルムを剥がしはじめ、直ちに施工液を糊面にかけていきます。
フィルムのコーナー部の両側に、セロテープを少しづらして貼りつけて開くようにすると簡単に剥がれます。
剥がしたリリースフィルムを踏みつけて滑り怪我をしないようご注意ください。
貼る直前に、ガラス面に施工液をスプレーし、ゴムヘラで手早く洗浄を行い、
再度施工液を、30cm位離して、細かい霧状でスプレーします。

ガラスに貼り・位置決めをする

フィルムの接着面をガラスにあてて、
軽く置くように貼ります。フィルムが水で浮いている状態にすることが肝要です。
クレセント受けがある場合には、先に、受け部分に挿入します。
フィルム面全体を動かして、周囲の隙間が均等になるように移動させます。
このとき、スプレーした水の量が少ないと、フィルムが動きません。
無理矢理動かすとフィルムの糊が剥がれることがあります。

フィルムを固定

位置決めがOKであれば、ゴムヘラでフィルム全体を軽く押して平均的に水を抜きます。

異物の混入点検

異物があればここで抜いて下さい。次に、上部と中央にスキージーを掛けフィルムを固定します。

スキージー掛け(水を押しだす)

上から下に、及び中央から外に、スキージーでフィルムを圧着し、中の水を押し出していきます。
スキージーの幅を半分づつ、づらして使用します。 適度な力(ガラスを割らない程度に、強めを意識してください)で、
しかも均一に、水を抜いていきます。 スキージーを立て気味にし、角度をできるだけ変えないように満遍なく加圧して水を押し出します。
抜いた水が、フィルム内に戻らないよう、キッチンペーパーで、水を吸い取りながらこの作業を行います。
※薄いフィルム(60ミクロン厚フィルム等)の場合は、押す力をゆるめにしても水は容易に抜けていきます。

仕上げスキージー掛け

最後に、強めに水抜きを行います。
仕上げには、水が抜けて行く様子がわかるへら型スキージーの使用が有効です。
フィルムを傷つけないように、ペーパーを当てます。
力を入れすぎてガラスを割らないようにご注意ください。
スキージーにどの位の力をかければ良いか?
スキージー掛けの力が弱いか不均一の場合、水玉が出ます。
右写真:弊社青へらを使用し、ヘルスメーターで約12Kgぐらいを目安にしてください。
(青へらは、弊社ショップからフィルムをご購入の場合無償でお付けしています)。
ここがポイント
水玉が出たら
1~2時間後に、残留水分が凝集して、水玉が出ることがあります。これをすぐに抜いてしまいます。
フィルムとガラスの間の水が乾燥する前なら、水玉を抜くことができます。
フィルム表面を傷つけないように再度施工液をスプレーし、スキージーで、水玉を押し出します。
水玉が出ても、自分で補修が可能であることが、自分で貼るときの大きな利点です。
小さな、水玉や空気は、放置してください。夏場で約1ヶ月、冬場で約3ヶ月くらいで抜けていきます。
これで完成です。お疲れさまでした。
力はどのぐらい?
ヘルスメーターを使用弊社200μ厚(GS175)の場合押す力:お勧めは約12Kg